美味しい料理を移動販売したい場合に、必要となる車がキッチンカーです。開業時にはキッチンカーを購入することもできますが、費用を抑えたい場合は借りることもできます。借りる方法としては、リースとレンタルの2つが挙げられます。リースはレンタルと似ていますが、借りる期間などが異なります。どのようにキッチンカーを借りるかによって、リースがよいかレンタルがよいか決まるでしょう。
こちらではリースの価格相場やメリット、レンタルとの違いを解説します。
目次
オフィス街や大学、イベントなどで活躍する移動販売のキッチンカーは、店舗を必要としないので、初期費用を抑えて飲食業を始められます。購入費用を抑えてキッチンカーを利用するなら、リースで借りる方法があります。
リースで借りる際は、その費用相場が気になるものでしょう。また、キッチンカーを使って営業するには許可が必要です。ここからはキッチンカーの価格相場と、営業に必要な許可を見てみましょう。
キッチンカーのリースでは、車両の他に使用する調理設備も借りられます。リース代には、以下の費用が含まれます。
メンテナンス費用や保険費用がリース代に含まれるかどうかは、リース会社次第です。営業許可申請や営業設備の配置図などの各種申請代行費用は、開業時期によって違ってくるので、事前の確認が必要です。また、途中解約ができるかどうか、解約費用についても、リース時には確認した方がよいでしょう。
リースの費用はリース会社ごとに違いますが、国産の新車1トントラックの場合、相場は以下のとおりです。
リースの費用はいつまで借りるかによっても相場は変化し、リース期間が長いほど月額費用は安くなります。なお、リース費用には自動車保険費用や諸経費は含まれないため注意しましょう。
また、車種やデザインの依頼の有無、調理設備の内容によっても相場は異なってきます。
リース契約前には、リース会社で詳細を確認しておきましょう。契約内容はどのようになっているのか、リースするキッチンカーはどのようなものなのかなどを確認します。
内容を確認した上で、正式な契約手続きを行います。万が一事故を起こしたとき、キッチンカーをどのように扱うのかについても確認しておく必要があるでしょう。
キッチンカーをリースして営業する際には、必要な許認可、保険などがあります。
食品衛生責任者は、キッチンカーで働く人の中で一人が取得していれば問題ありません。食品衛生協会主催の「食品衛生責任者養成講習会」に参加し、講義を受けることになります。最後に筆記試験があるため、それに合格すれば資格取得となります。
また、この講習会では営業許可証も同時に取得することができます。なお、地域ごとに営業許可証の取得費用は異なります。
製造場所での許可資格となる営業許可証も必要です。営業許可証は提供食品によって細かく分類され、調理営業では生ものは提供できず、加熱処理した食品の提供のみとなります。
販売業の場合には、キッチンカーで調理できず、あらかじめ調理して梱包した食品をキッチンカーで販売することになります。
魚介類販売業にすれば生ものを扱えますが、キッチンカーでの調理はできません。
営業許可証は、新規取得費用と更新費用が発生します。営業を行うまでには、少なくとも保健所には3回足を運ぶ必要があります。キッチンカーや仕込み場所をチェックする際、指摘されることもあるかもしれません。その上で保健所の許可を得られれば、キッチンカーでの営業を開始できます。
PL保険料とは、飲食業が加入する保険のことです。保険料は1年で3万円となっています。この保険に加入していないと、イベントに出店することができません。
キッチンカーを借りる方法は、主にリースとレンタルの2つです。この2つは、キッチンカーを購入するよりも費用を抑えられる方法です。どちらも借りる方法ですが、契約システムや契約期間が違います。
ここからは、キッチンカーをリースする際のメリットと、リースとレンタルの違いについて見てみましょう。
リースとは、長期間で借りる契約のことで、基本的には半年~10年程度の契約期間となっています。一方で、レンタルは一時的に借りる契約のことで、時間単位や日単位で借りるのが一般的です。
キッチンカーを中長期で借りる場合、レンタルよりもリースした方が安くなります。これは長期で借りることによって、レンタルでは毎回かかってしまう初期費用を抑えられるためです。
中古車を購入すれば同じように初期費用を抑えられますが、メンテナンスが必要になる上、故障することもあります。リースは故障時の保証もあるので、メンテナンスの手間も省けます。
また、リースする際にはリース会社の審査があります。審査に通過しなければ、リースでは借りられません。主な審査項目は以下のとおりです。
審査結果によっては、連帯保証人が必要です。審査通過が厳しいとなれば、頭金を支払うと審査に通りやすくなります。
リース時にキッチンカーのデザインも行ってもらえば、思い通りのデザインにすることもできます。自分で新車を購入した場合はできないようなデザインも施せるでしょう。
リース会社が大口顧客として保険会社と契約していれば、保険費用も抑えられるでしょう。
リースは契約している会社によっては、使用しているキッチンカーを買い取れる場合もあります。この際、会社が設定した残価を払うことになります。
リースの場合、毎月のリース料を支払っていればキッチンカーを利用できます。設備投資の初期費用を抑えられれば、その分の資金を有効活用して、利益に繋げることも可能です。
またリースにすると、キッチンカーの維持費用はほぼ固定するので、事業計画は立てやすいでしょう。その他、営業時間以外でもキッチンカーを使えるというメリットがあります。
新車を現金で一括購入すると、その年にすべての金額を経費に計上することができません。しかしリースならば、月々のリース料金をすべて経費にできるため、これから移動販売を行う方にとっては、大きな節税効果が生まれます。
キッチンカーは、短期で借りるならレンタル、中長期で借りるならリースを利用するのが一般的です。リースとレンタルは、以下のような借り方となります。
キッチンカーをリース会社が購入し、リース料金を支払い、そのキッチンカーを使用する方法です。
メンテナンスなどの保守修繕は、リースしたなら借りた人が行いますが、レンタルはレンタル会社が行います。リースして自分でメンテナンスするなら、乗用車と同じくオイルやタイヤの交換、ヘッドライトやリアランプのランプ交換などを行わなければなりません。自分でできない場合は、整備工場やガソリンスタンドで行ってもらいましょう。
またリースは、原則として中途解約はできません。契約終了期間まで借りるのが基本ですが、どうしても中途解約したいとなれば、残りの期間分のリース料金を支払うことになるでしょう。
契約終了時はリースであれば借りていたキッチンカーを購入するか、再契約するか、または返却するかという3つから選べます。レンタルだと返却のみです。
なお、キッチンカーを取り扱う会社のサイトに、レンタル・リースと書かれていても、取り扱いはレンタルのみの場合があるため、注意しましょう。
キッチンカーを使って移動販売を行うには、営業許可証などの許可が必要です。初期費用を抑えてキッチンカーを使う方法は、中古車を購入する以外にも、リースやレンタルがあります。
リースでは借りたキッチンカーのメンテナンスは必要ですが、レンタルよりも費用を抑えられ、月々のコストが固定化されるので、事業計画を立てやすいでしょう。
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